Pythonは数多くあるプログラミング言語の中でも比較的新しくて難易度の高い言語です。実務経験で3年以上Pythonを使った開発経験があると望ましいです。3年以上の実務経験が難しいのであれば独学でスキルを学ぶしかありませんが、独学であっても全くの未経験者よりはアピールできるケースもあります。
Pythonにはたくさんのライブラリやフレームワークがあります。Pythonエンジニアにはこれらを熟知し使いこなすスキルが求められるでしょう。Pythonには2系と3系のバージョンがあり互換性がないためコードの書き方も違うので注意か必要です。企業によっては最新版の3系ではなく2系を採用していることもあるので2系と3系のどちらも使いこなせるPythonエンジニアを目指すのがおすすめです。また、学ぶだけでは不十分なのでPythonスキルを活かしたポートフォリオを作成しておきましょう。
Pythonエンジニアの求人情報や案件をチェックしているとわかるのですが、必要な経験やあると好ましいスキルの欄に「RubyやPHPなどのLinux環境の開発経験」と記載していることがあります。可能であればLinux環境の開発を3年以上経験しているのが望ましいですが、独学の場合はLinuxサーバーについて学びながら実際に作ってみて、開発経験を積んでいくとよいでしょう。サーバーサイドの言語としてメジャーなのはまだまだPHPやRudyです。これらの言語もマスターした方がより即戦力として活躍できます。全くの未経験からエンジニアについて学んでいく場合はPHPとRudyを学習し、企業などでキャリアを積んでからPythonエンジニアとしてのキャリアを積んでいくことがおすすめです。PHPやRudyの求人は件数が多いので就職や転職の難易度も低くなります。
Pythonエンジニアになるためには大量のデータを処理する業務経験が求められます。PythonにはデータがつきものなのでSQLなどのデータベース言語も使いこなせるようにしておきましょう。データ分析や統計などのデータサイエンティストとしての知識があるとより上流のプロセスで活躍する人材になり、市場価値が高まるでしょう。
Pythonをマスターし、ポートフォリオがあれば強力なスキルと武器になりますが、資格を取得しておくのもおすすめです。Pythonの実務経験を長く積んでいるエンジニア自体少ないため、資格を取得してPythonに対する熱意や知識をアピールしましょう。Pythonの資格は文法の基礎を習得しているかを問われるPythonエンジニア設定基礎試験や、データ分析の基礎知識や技術を問われるPythonエンジニア認定データ分析試験などがあります。資格を取ることで体系的にPythonについて学習できるメリットもあります。積極的に取り組んでいきましょう。